勉強のやる気を出す方法!機長になるまでのモチベーション維持方法!

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現役機長の空おじは、実は中学生の時は全く勉強をしませんでした。

高校生の時は中堅レベルの高校で、偏差値50ちょいのクラスに求められる学力が足りず、退学直前でした。

そんな私だからこそ、大学に入るときも、パイロットになる時も、機長になる時も、勉強でやる気を出す方法の工夫にかなりのエネルギーを注いできました。

そして現在では、飛行機では他の人には負けないくらいの知識を備えたと、ある程度の自信を持てるまでになりました。

そのような私が、どのような事を考えて、勉強に対してやる気を出してきたのかいくつかご紹介します。

やる気が出ない時の打開方法

最も大切なことは、勉強にやる気を出すための長期的な動機、中期的な動機、短期的な動機の3種類があることを理解し、動機に納得し、維持することです。

なぜか勉強のやる気が続かない時は、このどれかが欠けています。

そのような場合には歯車がうまく噛み合わないようにやる気は長続きしません。

なんとなく頑張ってみるか〜、とか衝動的にこれを頑張ろう!というのが続かないのは、自分のしている勉強に対してこの理解をしっかりとしていないからです。

この理解をする事が、勉強にやる気を出す方法の中で最も近道となります。

これらをわかりやすく解説します。

長期的な動機:自分の勉強をする理由を明確にする

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長期的な動機とは、自分の人生に対して、自分の勉強をする理由を明確にする事です。

短期的な動機が着火装置ならば、長期的な動機はやる気を維持するための燃料のような役割を果たします。

長期的な動機を持つことは、一番難しいのですが一番大切なことです。

自分の勉強で出る結果は、自分の人生にどのような影響を与えるのでしょうか?

これを考えておくとやる気が出るだけではなく、人生50年の中身が違ってくる事を、空おじが保証します。

では、どのように長期的な動機を持てばいいのでしょうか?

生き方を考える

かなり話が勉強から離れているような気がするかもしれません。

しかし、実はこれは自分の勉強に納得し、そしてその結果やる気を長期的に維持させる為に大切な方法です。

今の時代、スマホやテレビ、ゲームなど油断していると情報が次々に入ってきて、自分自身と向き合うのが本当に難しい時代です。

しかし、自分自身の人生がどのように終わりたいのかを、静かな部屋で具体的に本気で考えてみるのがおすすめです。

その答えが見つかったら、それに対して自分の今の勉強やその他の努力が結びつくかを考えてみてください。

これの方法を使わずに大人になることもできますし、必ず必要なものでもないです。

しかし考える習慣のある人とない人では、人生の見え方、行う行動がかなり変わってきます。

空おじ機長
空おじ機長

私の場合は、死ぬ間際に振り返って後悔することが一つもないようにすることを、高校時代の途中から本気で考えていました。

きっかけは友達と何かスゲー事をしようぜ、とかそんなくだらない会話だったと思います。

でもそうすると人の一生に与えられた時間は限られているから、一分でも無駄なことはできない!とふと気づいた瞬間があり、そこから現在まで時間の使い方は相当考えているつもりです。

私のケースは一例ですが、自分の人生のありたい姿に今の勉強が直結するならば、勉強を続ける理由に自分が納得できて、その努力は長期に渡って続きます。

逆に両親や人に強制されて行う勉強は、その人たちがいなくなったら燃える燃料がなくなってしまう為、絶対に長続きしません。

生き方のイメージが湧かない時

もしも自分で考えてもあまり生き方のイメージが湧かない場合、読書が長期的な目標のヒントになる可能性があります。

実は私は自己啓発の類の本は人生であまり読んできませんでした。

特に学生時代は沢山の友達と話し、刺激をもらうことができた為私の場合は特に必要としていませんでした。

「人生」が本のタイトルに入った本を読んでいる人なんかをみると、「怪しいな〜コイツ」と思っていたくらいです。

しかし、騙されたと思って一旦手に取ってみると、なるほどそういう考え方があるのか。と、自分で腑に落ちるところがあるはずです。

そして場合によってはその少しでも腑に落ちた部分が、それが長期的な動機に繋がるかもしれません。

やる気を出す方法にも繋がるかもしれません。

本に書いてある内容を取るか取らないかは自分が選べます。

人生について具体的なイメージが湧かない人は一冊でいいので、生き方に関して書かれている本を手に取ってみると、やる気を出す方法を考える有効な手段になるかもしれません。

中期的な動機:環境と習慣

中期的な動機とは、数年程度中期的に継続して勉強する為に必要です。

中期的な動機を持つ為には、自分が勉強しなければならない環境を作ることです。

そして、それを習慣化する事です。

それにより、やる気を失わず中期的に勉強を続けることができ、実はそれだけでもある程度の成果を出すことができます。

勉強時間を可視化する

EXCELでもノートでもなんでもいいので、勉強時間を1日毎グラフにしてノートの一番前に挟んでおくと、自分の努力が一目でわかります。

必ず休憩時間は抜いて、勉強した時間だけをグラフに記載してください。

空おじ機長
空おじ機長

この方法は私が大学受験からずっと行っている方法なのですが、例えば3日間すごく頑張って、8時間の勉強をしたとします。

そうするとかなり長いグラフが三日間続くのですが、そのあと3日間サボると空白ができます。

その空白を見ると、「何やってんだ俺・・・」となってその後またやる気を生み出すことができます。

自分の勉強時間を可視化することは、自分が勉強を続けるきっかけになり、更に自分はこんなに勉強したんだ!という自信を持つことにも繋がります。

誰でも簡単に始められる、やる気を出すためのおすすめの方法です。

勉強できる場所に行く

やる気を出す為には、自分が勉強せざる得ない環境に身を置くことが有効です。

私は大学受験、大学に入ってから、パイロットの訓練中、そして機長昇格訓練中全てにおいて、図書館やカフェ、コワーキングスペースなど家ではないところに勉強道具を片手に身を置く事を習慣化してきました。

しかもちょっと遠いところに行くのがポイントです。

そうすると、もはや勉強するしかありませんよね。

ただしそれを習慣化することと、そこでしっかりとした時間を過ごす為には、中期的な動機と合わせて、短期的・長期的な動機もしっかりもっておき、勉強のやる気に繋がる必要があります。

一日の時間が限られている事を意識する

人の一生は限られていて、一日の時間も限られています。

この時間をいかに人よりも効果的に使うか、が結果を分けることは間違いありません。

もしも人よりも何かしらの成功、結果を得たいのであれば、単純に他の人よりも多く努力をすれば、叶う可能性は飛躍的に上がります。

逆に、やる気がでないといってサボっている間、成功している人は努力をしています。

同時に時間を意識すると、自分へのやる気が出ないことに対する言い訳が効かなくなります。

だって無駄に使ってしまった時間は、誰のせいにもできないですもんね。

勉強の量が必ず成功に結びつく訳ではありませんが、他の人よりも一日の時間を効果的に使う事で、成功の可能性を飛躍的に上げ、結果が出なくても自分に納得感を残すことができます。

休息を大切にする

上記に解説したような勉強時間の管理や勉強のための外出を続けていると、それをサボってしまった時の焦りが出てくると思います。

実はそのサボってきた時の焦りが何よりも大切です。

それがまた、勉強のやる気を出す一つの動機になります。

しかし、この焦りをやる気を出す方法にするとかなり効果が出る一方、焦りによる努力はかなり苦しいものになります。

そんな時は、努力を続ける為に休息をする、という考え方をしてみることです。

遊びに行っても構いませんし、旅行、ゲーム、何でも大丈夫です。

すると「サボったから焦る」ではなく、「勉強のためにしっかりと休憩を取った」に変わります。

サボることは無限にできますが、勉強のための休息は自分で休息時間を管理する意識が働きます。

すると勉強とそうでない時間にメリハリがしっかりと出て、勉強にやる気が出ないという事を考えることがなくなってきます。

短期的な動機は要注意

短期的なやる気、いわゆる点火装置の役割を果たします。

いわゆる、やるぞ!となるにはこの短期的な動機が不可欠です。

ただし、中期的な動機を持つことが習慣付いていると、短期的な動機はあまり必要なくなります。

合わせて、短期的な動機だけだと三日坊主で終わる為注意です。

自分の欲に素直になる

自分の欲しいもの、コト、と自分の勉強を直結させます。

お金が欲しい、モテたい、ちやほやされたい・・・。

なんでも結構です。

この勉強をしたら、このように自分がなれる、それはつまり◯◯が手に入るという事を具体的に、自分が納得するように勉強と欲を繋げてイメージします。

その物が本当に欲しければ欲しいほど、勉強のやる気に効果を発揮します。

すると、よし、やるか!

となりますよね。

物を与えられて頑張る子供と発想は同じですが、テストの点数で評価される日本の教育を育った我々には、意外と効果を発揮します。

空おじ機長
空おじ機長

私の場合は短期的な目標は、高校生の時に大人になったらどうしても欲しい車があり、その車を買う為にはこのままでは無理だ!ふと思ったことがありました。

その車を夜な夜な調べて、勉強のやる気を出していました。

テレビを消してみる

テレビを消してみるとふと我に帰ることができます。

テレビというのは非常にうまく情報を我々に送り込みます。

我々は情報を受け続けている時は、受け身になってしまい、自分から主体的に考えることができなくなります。

スマホも同様です。

受け身から抜け出した状態でいると、自分のやるべきこと、やったほうがいいことにふと気づいて、よし、やるか!となることができます。

勉強のやる気を出す方法!機長はどうやってモチベーションを維持してきた?まとめ

ここまで勉強のやる気を出す方法について説明しました。

  • 長期的、中期的、短期的に動機を考え直すことが、もっとも効果的な勉強のやる気を出す方法である。
  • 一時的にやる気をだしても、長続きしないのは長期的、中期的な動機が欠けているからである。
  • 一回考え直すことで、その後の人生にも大きな影響を与える。

意外と単純じゃないことがお分かりいただけたと思います。

私はこのやる気を出す方法を自分の中で整理した事が、勉強をしてこなかった自分がパイロットになれた理由のかなりの部分を占めていると感じています。

勉強のやる気が出ないことを受け入れても、大人になれますし生活はできますが、もしも考え方を一歩進めて努力を積み重ねたら、必ず将来の自分の可能性を広げてくれます。

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